丑の刻参り(うしのときまいり)と言う祈願方法

昨日の丑の刻参りの歴史のお話でも少しお話をさせて頂いたのですが、丑の刻参り(うしのときまいり)とは、丑の刻参り(うしのこくまいり)の源流とも言われている大願成就の為に参拝する祈願方法です。

元々、丑の刻参り(うしのこくまいり)とは、丑の刻参り(うしのときまいり)と言う祈祷の方法が呪術として変化していったもので、丑の刻参り(うしのときまいり)は、丑の刻(深夜1時~深夜3時)に神社やお寺などに行き、神仏などに大願成就を祈願する方法で、金運UP・運気上昇・良縁結び・悪縁切り・恋愛成就・病魔退散など様々な願いを叶える事が出来るとされています。

何故、丑の刻に参拝して祈願するのかと言うと、丑の刻と言うのは、丑寅(うしとら)の方角を指す時刻で、丑寅の方角と言うのは鬼門の方角であり、丑の刻と言うのは、鬼門の開く時刻とされており、霊的因子が満ちる時間とされています。
中でも丑三つ時(深夜2時~深夜2時半)と言うのは草木も眠る時間と言われており、特に力が満ちる時間とされています。
この霊的因子が満ちる丑の刻に神社や仏閣を参拝する事で、より霊道が開きやすく、神仏に願いが伝わりやすい為に丑の刻に参拝し祈願する事で、通常よりも願いを叶いやすくする為に、丑の刻参り(うしのときまいり)は行われていました。

もちろん成就するとされている願いの中には、怨恨の解消などの願いも叶える事が出来るとされており、怨恨や復讐の成就を願った者達が、次第に人型の形代などを用いた呪術を、丑の刻参り(うしのときまいり)で祈願をする代わりに、執り行い始めたものが後に呪術として特化していったものが丑の刻参り(うしのこくまいり)として確立されていきました。

丑の刻参り(うしのこくまいり)自体も元々は、丑の刻参り(うしのときまいり)を応用した呪術なので他社に呪いをかけるだけでは無く、運気上昇や縁結び・縁切りまたは、恋愛成就などにも使える呪術なのです。

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